世界と比べて、日本の水産資源がどのような状況にあるのかを、﹁The status of Japanese fisheries relative to fisheries around the world﹂という論文を参考にしながら説明します。﹃著者名(出版年)﹄で文献を表すのが通例なので、﹁Ichinokawa et al(2017)﹂と記載することもあります。 Ichinokawa et al(2017)には専門用語がしばしば出てくるので、なじみのない方にとってはやや難しく感じられるかもしれません。用語の解説などを補足して、多くの方に水産資源管理に興味を持っていただくことを目的として、この記事を書きました。 なお、上記論文においては、調査対象となった資源の半分以上が、乱獲の状態にあると示されています。 上記論文は、無料で、だれでも読むことができます。 Ichinokawa, M., Ok