日本の漫画といえば世界に名だたる文化であり、アニメーション作品とともにクールジャパンを牽引するコンテンツといっても過言ではない。それにもかかわらず、日本を飛び出し、中国でサラリーマン漫画家となった男性がいる。彼が目の当たりにした日中の漫画界の違いとは……。 ここでは中国在住のドキュメンタリー監督、竹内亮氏の著書﹃架僑 中国を第二の故郷にした日本人﹄︵KADOKAWA︶より一部を抜粋。中国在住の﹁サラリーマン漫画家﹂浅野龍哉さんが語る日本の漫画界の現状について紹介する。︵全2回の1回目/後編を読む︶ ◆◆◆ 中国式の漫画ビジネスとは 浅野さんは会社に出勤して漫画を描く、いわゆるサラリーマン漫画家だ。給料も基本的には定額である。 ﹁給料はいくらですか?﹂ ﹁1万2000元︵約20万円︶です﹂ 日本では、初対面の人に給料を聞くのは失礼な行為だが、中国ではそこまで失礼には当たらない。私も知らないお
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