花火大会や音楽フェスなど人が密集するイベントで、携帯キャリア各社が車載式の移動基地局を出動させるなどして快適な通信環境の確保に努めている。KDDI︵au︶の田中孝司社長によると、トラフィック対応が﹁一番厳しい﹂イベントは、夏冬に開かれる﹁コミックマーケット﹂︵コミケ︶だ。 今夏の﹁コミックマーケット84﹂は、3日間で過去最多の59万人が来場。KDDIは対策としてアニメ﹁俺の妹がこんなに可愛いわけがない﹂のイラストでラッピングしたLTEの“痛”移動基地局車を配備したほか、auWi-Fi SPOTのアクセスポイントを持った社員﹁人間Wi-Fi﹂を多数配置した。 センター側でトラフィックの状況を把握しつつ、TwitterなどSNSに発信されたユーザーの声から通信環境に関する内容をリアルタイムに収集し、トラフィックがひっ迫しているエリアに人間Wi-Fiが向かうなどして対策を実施。その結果、﹁トラ
![夏コミ「俺妹」基地局が好評 イベントの電波対策、「一番厳しいのはコミケ」とKDDI 田中社長](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5e66684188a5c642d880a4bc1aa2de8118c38c28/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fnews%2Farticles%2F1309%2F02%2Fl_yuo_comike_01.jpg)