ドイツのメルケル首相は12月31日、新年を迎えるにあたって国民向けにメッセージを出し﹁最大の試練は疑いなく、イスラム過激派によるテロだ﹂と語った。年末に起きたベルリンでのテロ事件や、昨夏のバイエルン州での難民申請者らによる襲撃事件について触れ、﹁我が国に助けを求めにきた人々によってテロがなされるのは、とりわけつらいことだ﹂と述べた。 一方で、難民受け入れ政策について、﹁シリアのアレッポの破壊された光景を目にするにつけ、保護を必要とする人々を助け、統合していくことがいかに重要で正しいのかということを再度申し上げたいと思う﹂とも語り、政策を変更するつもりがないことを強調した。︵ベルリン=高野弦︶
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