2月29日に、文化庁で﹁文化審議会著作権分科会﹂の第7回が開催されました。著作権の専門家によってその制度について議論をする場ですが、今年度は2023年7月より﹁AIと著作権﹂について議論されてきました。3月に文化庁から政府に報告する﹁AIと著作権に関する考え方について︵素案︶﹂の最終案に近いものが発表され、1月下旬から2月上旬にかけて募った﹁パブリックコメント︵パブコメ︶﹂の結果報告もされるということもあり、注目されました。登場したのは﹁AIと著作権に関する考え方について︵素案︶令和6年2月29日時点版﹂、パブコメの結果を受けて、これまでの内容に微修正が施されていました。しかし、そこからわかったのは、文化庁の一貫したスタンスでした。 文化庁 文化審議会 著作権分科会 法制度小委員会︵第7回︶ パブコメへの反応は﹁素案の内容周知﹂ 発表物から議論を集めたのが発表資料に﹁パブコメの結果﹂が追加