写真はイメージです︵GettyImages︶ 作家・北原みのりさんの連載﹁おんなの話はありがたい﹂。今回は、AVに関する新法について。 ︻写真︼北原みのりさんはこちら * * * 映画監督の小林勇貴氏が、リアリティーを出すために子役を実際に殴る演出をしていたことに批判が集まっている。実際の映像を見ると、体格の良い成人男性が、自分の半分もないような子どもを地面に押さえつけ、髪の毛をつかみ、大声を出しながら殴っている。殴られている子どもの心理は見ている側には分からない。﹁怖がっている﹂のは演技なのか、演技ではないのか。その境はどこにあるのか。殴る側はどのような心理なのだろう。監督に﹁殴れ﹂と言われたら、たとえ相手が子どもであっても、﹁殴る﹂ことは﹁業務﹂になってしまうのだろうか。 実際、殴っていた男性は、いったん﹁カット!﹂の声がかかると、スッと、何の違和感もなく、それまでのことがウソの
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