﹁中国に屈した﹂はミスリード26日に投開票された台湾の統一地方選挙。台湾の開票時間はかなり早くて現地時間の午後4時︵日本時間午後5時︶に始まる。本稿は日本時間午後10時にアップロードしたものだが、開票作業は続いているものの、大勢は判明した状況にある。 蔡英文総統率いる与党・民進党の敗北は間違いなく、野党・国民党の躍進となった。民進党は注目選挙区の台北市長選や桃園市長選などでことごとく候補者を当選させられず、台湾メディアは﹁惨敗﹂﹁大敗﹂の見出しで続々と報じている。蔡英文総統も、党主席からの辞任を表明した。 そこで浮かび上がる疑問は﹁台湾社会は中国の圧力に屈して、﹃親中﹄政党の国民党に一票を投じたのか?﹂というクエスチョンだ。その答えはノーであり、そのように伝えるとしたら、この選挙結果をミスリードすることになる。 一年あまり後の総統選の﹁前哨戦﹂台湾の統一地方選は、直轄市、市、県︵計22︶の
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