エミール・ド・ジラルダン︵Emile de Girardin︶ 1806.6.21〜1881.4.23 1806年6月21日、陸軍大尉アレクサンドル・ド・ジラルダン伯爵と判事夫人との間の不義の子 としてパリに生まれる。存在を隠すために、施設や父の部下の家に預けられ暗い幼年時代を送る。18歳でパリに出、20歳の時に書いた自伝的小説﹁エミール﹂が高い評価を受け、父から﹁ド・ジ ラルダン﹂の姓を名乗る権利を獲得した。剽窃新聞、モード新聞、経済新聞、初の文庫書籍の発行 など出版界における革新的事業を次々と展開して若くして財を築き、1831年ロマン派のミューズと 謳われたデルフィーヌ・ゲーと結婚。 1836年7月1日、広告を載せることで従来の半額を実現した新聞﹁プレス﹂を発行。新聞の発行 部数を飛躍的に増やし、活字の持つ影響力を増大させてジャーナリズムという新しい権力を作りだ