見知らぬ者同士の親切のやり取りが好きだ。 例えば、電車の中で席を譲るとか。すれ違った瞬間落としたものを声をかけて渡すとか。道を聞かれて教えるとか。 その関係、お互いに面識はない。その分、そこで行われる親切はシンプルな良心から生まれた純粋な優しさが詰まっている。ように思う。 そのようなやり取りをする人を見るのもいい。自分がどちらかの役割をするのもいい。 それらは刹那的なやり取りで、お互いに分かれた瞬間には忘れて、自分がかかわる世界に意識が戻っていく。 泡のように消える日常の1ページにすぎずとも、そこで優しさに触れて一瞬でも心洗われることで、 その日がとても満たされたように感じられる。
![日常のふとした良心の交流](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b1638cdb5807a4788e4ba3c1109a984166e095fc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fanond.hatelabo.jp%2Fimages%2Fog-image-1500.gif)