楔形文字を始め、世界の文字を一気に見ることができます。 シュメール語︵系統不明︶とアッカド語︵アフロアジア語族セム語派︶の辞書︵語彙の対応表︶の粘土板などもあり、ありがたく拝んで参りました。 アラビア文字はナバテア文字の系統、などの知識はあっても、実際の文字が読み書きできるわけではない私は、展示品を、 ﹁ほー﹂ と感心してながめるばかり。アラビア文字のコーナーに来て、やっと、解説と見比べながら﹁こう書いてあるのかな﹂と楽しむことができました。 コインなどはあまりに小さく、うっかりすると解説版の拡大写真だけ見て通り過ぎてしまいそうになります。危ない危ない。また、アラビア文字ではありませんが、円筒印章も小さいのに細工が細かくて見入ってしまいました。 中には、シリア文字の表もあり、ネストリウス派キリスト教徒が文字を覚えるのに使ったものと推測されるようですが、それがほとんど切れっ端と言いたいくらい