![目的を規定せずにモデリングを考えても意味がない - きしだのHatena](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6b4cdac5caf47fe28b9908e757484ce7e85b563f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fn%2Fnowokay%2F20240413%2F20240413102520.png)
思った以上に反響をいただき嬉しく思っています。SNSやコメントで言及していただいている構造化プログラミングとの比較や現代的なOOP開発への適応記事を執筆予定です。記事が完成しましたら自分のSNSで共有いたしますので、もし良ければフォローしてお待ちいただけますと幸いです。(記事を書くのは思考が整理されて良いものですね。) TL;DR データ指向プログラミング(DOP) とは、データとコードを分割してアプリケーションを設計・実装するプログラミングパラダイムのこと。 DOPの実装は、以下の原則に従う。 コードとデータを分離する 汎用的なデータ構造でデータを表現する データをイミュータブルなものとして扱う データスキーマとデータ表現を分離する 個人的にDOPは、バックエンドを宣言的プログラミングっぽく書くための現実的な解だと捉えています。実装の詳細は翔泳社より出版されている「データ指向プログラミン
「オブジェクト指向するとプログラムが読めなくなるから禁止」のような話は昔からあって、新しい技術についてこれない人を揶揄するようなニュアンスで使われていましたが、実際にはこれはオブジェクト指向迷路にうんざりした現場での率直な意見だと思います。 オブジェクト指向は、まじめにやるほどプログラムを読みにくくするという性質をもっています。 ※ 使い方次第というコメントついてますが、だからこそちゃんと性質をしっておく必要があると思います。 オブジェクト指向の代表的な指針を3つあげると次のようなものがあります。 オブジェクト同士の連携としてプログラムを組む 単一責務の原則 インタフェースと実装の分離 まず、オブジェクト同士の連携でプログラムを組むと、コードが飛びまくって追いにくくなります。そして単一責務の原則により、小さいクラスが大量に生成されて、追いにくさがさらにあがっていきます。 ダイクストラ先生が
最近の新人は勉強熱心だ。新しく聞いた概念を貪欲に取り入れようとする様は、はたから眺めていても感心する。私なんて10年前に得た知識でなんとかごまかしごまかし生きているというのに。 もちろん様々な場面で「躓き」は発生する。有名どころではポインタや非同期処理が初心者キラーだ。そして一番の初見殺しは……オブジェクト指向だ。 オブジェクト指向に殺されたプログラマは数知れない。新人からベテランまで、たいてい皆殺しにされている。 なぜそれほどまでに多くのプログラマを混乱させるのだろう。本やネットではオブジェクト指向の数々の多大なメリットが列挙されており、実に素晴らしいパラダイムに思える。しかし教本通りに組んでみてもどうにもしっくりこない。本当に自分はオブジェクト指向のメリットを享受できているのだろうか? 種明かしをしよう。実はそれらメリットとやらは全部全くの嘘で、オブジェクト指向にメリットなんてものは存
「アジャイルソフトウェア開発の奥義」を読んで第二弾。オブジェクト指向設計の原則に関するメモです。自分で読んで思い出せるくらいの内容しかメモってないと思われるので、もっと詳しい解説が欲しければ本書を買ってください。 本書には、クラス設計の原則として5つの原則が載っています。 単一責任の原則 (The Single Responsibility Principle: SRP) オープン・クローズドの原則 (The Open-ClosedPrinciple: OCP) Liskovの置換原則 (The Liskov Substitution Principle: LSP) 依存関係逆転の原則 (The Dependency Inversion Principle: DIP) インターフェース分離の原則 (The Interface Segregation Principle: ISP) パッケー
オブジェクト指向でなぜつくるのか 第2版 作者: 平澤章出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2014/03/05メディア: Kindle版この商品を含むブログ (2件) を見る TL;DR 多くの人の「この本を読むべきかどうか」という関心事に先に回答しておくと、「万人が読んでおいて損は無いとまでは言い切れないけれど、オブジェクト指向に興味があって元気もあるという奇特な人間は読んでも良い」です。 オブジェクト指向とは何か 平澤 章さんが書いた「オブジェクト指向でなぜつくるのか」という本を読みました。オブジェクト指向を「難しいソフトウェア開発を楽に行うための総合技術」と表現しながら、「オブジェクト指向とは何か」という問いに対して現実的な解を与えようという一貫した姿勢に親しみを覚えました。 保守や再利用を目的とした技術 目的という側面では「オブジェクト指向はソフトウェアの保守や再利用をしやす
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