文春に関するcha9のブックマーク (3)
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私は日本の都会の通勤時間帯の電車が嫌いである。ただし単純な混雑だけが理由ではない。胃が悪いらしき病的な口臭やストレス臭を漂わせた人や、生気に欠けた暗い目をした人が極端に多く、不吉かつ異様な雰囲気が充満しているからだ。海外から帰国したり地方から上京した直後にこの手の電車に乗り、﹁スーツを着たゾンビ﹂さながらの集団を目にすると、生命エネルギーをゴリゴリと削られるような錯覚すら覚える。 平成30年間の“悲しい現実”にぴったりの名言 しかも、彼らがそんな姿になってまで通勤した先では、しばしば長時間労働やパワハラ、理不尽な顧客のクレームが待っている。たとえ労働者が主観的には﹁がんばって﹂いても、日本人の労働生産性は先進7カ国のうちで最低だ。多くの人は退屈で非効率的な行為を﹁仕事﹂であると必死で思い込もうとしているにすぎない。得られる年収は300~400万円かそれ以下という人も少なくない。
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﹁世界一になる理由は何があるんでしょうか?﹂ 2009年11月、次世代スーパーコンピューター開発が俎上に上り、文部科学省や理化学研究所の担当者らが﹁世界一を取ることで︵国民に︶夢を与えるのは、プロジェクトの目的の一つ﹂と説明した。それに対して、﹁仕分け人﹂の蓮舫参院議員が﹁世界一になる理由は何があるんでしょうか?﹂と聞いた後、﹁2位じゃダメなんでしょうか?﹂と発言した。官僚らにとっては意表を突かれた言葉だったのだろう。明確な答えはなかったように記憶する。 蓮舫参院議員 ©文藝春秋 戦後の荒廃から立ち上がった日本は、奇跡ともいわれる復興を成し遂げた。そこには確かに﹁世界一﹂という目標があった。それを目指して必死に頑張り続けた。しかし、その国はこのころ、壁にぶつかっていた。リーマンショックは前年の2008年9月。2009年3月には日経平均株価が7054円98銭とバブル崩壊後の最安値を記録した。
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5月6日の関西学院大学との定期戦で、宮川泰介選手に悪質タックルを指示したとされる日大アメフト部の内田正人前監督︵62︶。日大アメフト部OBであるA氏が、内田氏からの依頼で裏金を渡したことを﹁週刊文春﹂のインタビューで明らかにした。 ﹁私は2004年から8年間にわたり裏金作りを手伝ってきました。内田前監督に銀行振り込みや現金手交という形で、1回100~200万円、総額で1500万円を超える裏金を渡してきたのです。今回の問題で日本大学アメフト部、さらには日本大学の権力構造について様々な問題が指摘されています。これを機にあらゆる膿を出し切って、母校に再生してもらいたいという気持ちから、自戒を込めてすべてをお話しすることを決意したのです﹂A氏が裏金工作を持ちかけられたのは、03年に内田氏が監督に就任して間もない頃だった。アメフト部に備品などを納入する会社を経営していたA氏は水増し請求によって裏金
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