全日空の搭乗手続きシステムに障害が発生した22日午前8時20分ごろに、システムを管理するサーバー4基がすべて停止していたことが分かった。同社が22日、明らかにした。外部から大量にデータが送りつけられるなどの不正アクセスは確認されておらず、内部の不具合が原因とみて調べている。復旧後も各空港の混雑は続き、国内線146便が欠航、391便が遅れ、計約7万1900人に影響した。 全日空によると、22日午前3時44分に管理用サーバー4基のうち1基が停止し、午前8時22分に全て停止した。その後の調査で、1基だけであれば正常に運用できるが、複数を同時に稼働させると停止することが判明。サーバー間で顧客などのデータを共有するプログラムに不具合があったとみている。23日は朝までに完全復旧する見通しだが、搭乗機が準備できない2便が欠航する。