熊本、大分を中心とする一連の地震は依然、余震が続く。地震は徐々に減っていくのか、あるいは、割れ残った活断層が再び大きな揺れを起こしたり、地震域が広がったりするのか。さらには阿蘇山の火山活動に影響し、新たな災害をもたらす恐れはないのか。専門家に見通しを聞いた。 ︻写真︼崖から落下した巨岩。車2台がその下でぺしゃんこに… 本震が発生した4月16日に200回を超えた有感地震︵震度1以上︶は5月に入り、1日40回を下回るようになった。まず考えられるのが、このまま地震が徐々に収まる流れだ。 一連の地震域を﹁熊本﹂﹁阿蘇﹂﹁大分﹂の3地域に分けると、大分の地震回数は明らかに減った。名古屋大の山岡耕春教授︵地震学︶は﹁全体的には徐々に余震は減り、すぐに大きめの地震が起きる確率は小さくなる﹂とみる。 一方、多くの地震学者が警戒を呼び掛けるのは﹁熊本地域﹂に走る日奈久︵ひなぐ︶断層帯のうち前震の震源より
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