作家で僧侶の瀬戸内寂聴さん︵94︶が死刑廃止を訴える中で、﹁殺したがるばかどもと戦って﹂などと発言したとして、波紋を広げている。死刑存続を主張する人を﹁ばか﹂と呼んだと受け止められたからだ。 瀬戸内さんは古くから冤罪事件の支援活動に携わっており、死刑廃止は古くからの持論でもある。だが、世論調査では死刑存続を望む声の方がまだ多く、瀬戸内さんの発言は反発を呼んでいる。 ﹁徳島ラジオ商殺し事件﹂で冤罪訴えた死刑廃止論者 日本弁護士連合会︵日弁連︶が2016年10月6日に福井市内で開いた死刑廃止に関するシンポジウムに瀬戸内さんがビデオメッセージを寄せ、その中で瀬戸内さんは死刑制度の撤廃を主張。瀬戸内さんはその中で、 ﹁人間が人間を殺すことは一番野蛮なこと。﹃殺さない﹄ってことを大きな声で唱えてください﹂ と訴えた上で、 ﹁そして、殺したがるばかどもと戦ってください﹂ と続けた。 瀬戸内さんの知名度
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