ラーメンチェーン﹁幸楽苑﹂の静岡清水インター店︵静岡市清水区︶で提供されたラーメンに親指の一部が混入していた問題は、食の安心とは何なのか、企業が向き合うべき相手は誰なのか――を改めて考えさせる事案となった。発生から約3カ月、当事者の女性が経過などを語った。 女性が6歳の子どもと同店で食事をしたのは9月10日昼ごろ。子どものラーメンの器に異物を見つけ、ハッとしたという。﹁肉片とツメがみえたので、すぐに人の指だと思いました﹂ テーブルに店員を呼ぶと騒ぎになる……。そう判断した女性はレジに行き、店員に異物のことを伝えた。﹁とにかく怖くて、気持ち悪くて。すぐにその場を離れたかった﹂。請求された金額を支払って店を出たという。 翌日、少し落ち着きを取り戻した女性は、会社側の窓口だというエリアマネジャーの男性に電話で﹁指をみせてほしい﹂と伝えた。前日も電話で話したが、幸楽苑側が事態をよく把握しておらず、
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