国産の農産物は﹁安心・安全﹂というイメージが強い。TPP大筋合意を受けて安倍首相も﹁日本の安心・安全な農産物の輸出を増やす﹂と意気込んでいる。﹁海外の安い農産物の流入で壊滅的被害を受ける﹂との批判に対し、安倍政権は﹁強い農業﹂﹁攻めの農業﹂﹁成長産業化﹂というコンセプトを打ち出し、“質の高い農業”で海外に活路を見いだそうとしている。TPP対策に農産物輸出促進施策が盛り込まれたのはこのためだ。 そして、輸出拡大の目玉となるのが日本茶だ。TPP大筋合意をした直後の去年10月、安倍首相は﹁静岡や鹿児島が世界有数の﹃茶どころ﹄と呼ばれる日も近いかもしれません﹂と強調した。しかし、農薬問題に長年取り組む﹁青山内科小児科医院﹂︵前橋市︶の青山美子医師は、唖然としていた。 ﹁安倍政権は﹃攻めの農業﹄と言っていますが、画に描いた餅です。海外に比べて甘い農薬残留基準をそのままにして、日本の農産物の輸出を増や
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