︻いじめ自殺を防ぐ1枚の診断書に全国から殺到︼現役精神科医が語る﹁法と医者は使いよう﹂、学校の対応が遅いと言われるのはなぜ? いじめ防止対策推進法は、実によくできている。眠らせておくには惜しい。いじめの防止に関わるすべての職種が、その目的のために使えばいい。 同法は、その﹁基本理念﹂として、第三条に﹁いじめの防止等の対策﹂は、﹁いじめが児童等の心身に及ぼす影響その他のいじめの問題に関する児童等の理解を深めることを旨として行われなければならない﹂としている。医師、とりわけ、精神科医は心身の専門家である。だから、精神科医がこの法に触れてはいけない理由はない。使うべきである。 また、児童・生徒とその親御さんにおかれては、精神科医をもっと使ってほしい。﹁法と医者は使いよう﹂、それが、筆者の意見である。 本連載の2023年2月1日に記した﹁1枚の診断書がいじめ自殺を防ぐ 医師だからできること﹂は、さ