李氏朝鮮時代の歴史書朝鮮王朝実録を基に、歴代国王やその周辺の事物・人物を題材としている。全48巻。2010年に全24巻の形で再版された。 背景[編集] シン・ボンスンは青春映画の脚本家としてデビューしたが、民放テレビ局TBCの編成部次長より時代劇の脚本を書くことを薦められた。時代劇の知識が十分にないことを理由にシンは当初この話を断ったが、後に受諾して﹃思母曲︵朝鮮語版︶﹄︵TBC放送︶の脚本を執筆した。この時は燃藜室記述を参考にしたという。 その後複数の時代劇の脚本を執筆した後、シンは決意して朝鮮王朝実録を読み始めた。当時朝鮮王朝実録は全体の3分の1程度しか朝鮮語訳がされておらず、当初は漢学者のもとに通って教授してもらいながら読んでいたが、それでも困難な作業であった。50歳の時シン・ボンスンは母校であった慶熙大学校の大学院国語国文学科に入学。入学後も朝鮮王朝実録を読み続け、読み始めてから9