兵庫県は9日、独自の新型コロナウイルス対策として、﹁扇子・うちわ会食﹂を呼び掛け、会食時に口元をふさいでもらうよう、飲食店にうちわを配ると発表した。飛沫を防ぐフェースシールドをヒントにした。 ﹁まん延防止等重点措置﹂の対象区域となった神戸、尼崎、西宮、芦屋の4市にある約1万6千店が対象で、県は今月15日ごろから各店20本程度、計32万本を配送する予定。 大阪府は、飲食店利用者に﹁マスク会食﹂を求めている。兵庫県では井戸敏三知事が9日の会見で﹁会食で会話が弾む時があるので、扇子でもハンカチでもいいので、口元に何かがあれば。対策の意識をもってもらいたい﹂と述べた。 ただ、9日に開かれた新型コロナ対策本部会議と対策協議会の委員からは﹁うちわなんかを使って会食するような段階ではない。会食自体を何とかして、感染者を減らしてほしい﹂と強い意見があったという。︵井川朋宏︶ ︻記事特集リンク︼新型コロナウ