アレックス・モールトン博士 独創的なサスペンション付き小径スポーツ自転車の開発者として知られるイギリスのアレックス・モールトン氏が12月9日、死去した。92歳だった。 モールトン氏は1920年4月9日生まれ。祖父の代からのゴム製造会社に技術者、経営者として携わり、1950年代にはイギリスの名車﹁オースチン・ミニ﹂のためにラバーを用いたサスペンションを開発。その後、液体やガスを用いたサスペンションも開発するなど、20世紀後半の自動車開発に大きな足跡を残した。 一方で、1962年にモールトン・バイシクル社を設立し、サスペンション付き小径スポーツ自転車の開発・販売を本格化。以後、10万台以上のモールトン型自転車が生産され、世界各国に輸出された。 モールトン型自転車の特徴は、小径ホイールと前後フルサスペンションを搭載することで、通常のスポーツサイクルとはまったく異なるアプローチで走行効率とハンドリ
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