例によって抜き書き。書評では﹁行動経済の本﹂とあったけれど、むしろ心理学とか、マーケティングの本だと思った。 ﹁おとり﹂の効果 選択枝に﹁おとり﹂を設定すると、特定の選択枝に、顧客を誘導することができる 似たような製品が販売されていると、たいていの場合、中間価格の製品が選択される。 最初から、一番売りたい製品を﹁中間﹂に設定すると、それを売ることができる 飲食店経営コンサルタントのノウハウ。価格の高い料理をメニューに加えると、たとえそれを注文する人がいなくても、 レストラン全体の収入が増える。たいていの人は、﹁次に高い﹂ものを注文するから 誘導したい選択枝によく似ていて、それよりもわずかに劣る、﹁おとり﹂選択枝を加えることで、 誘導したい選択枝がより引き立つだけでなく、競合する選択枝よりも優れているように見せることができる 相対性 ﹁比較﹂されると、劣位に回った人間はそれを挽回しようと思う