2008年5月某日、立教大学および東京大学にて、内藤朝雄さんとの対談を行いました。当日は内藤さんのご好意で、﹁対談→立教大ゼミ院生を交えた討議→移動→東大院講義→質疑応答﹂という﹁チキさんスペシャル﹂︵笑︶と題したスケジュールを組んでいただき、内藤さんやゼミ生の方にはあらかじめ7月に発売した拙著﹃ネットいじめ﹄のゲラを読んでいただいた上で、多くの貴重な意見やフィードバックをいただきました。 そこで、ここにその時の対談の模様を公開いたします。対談は、いじめ研究の第一人者、内藤朝雄さんが﹁学校裏サイト﹂や﹁ネットいじめ﹂についてどのように考えているのか、現在必要な対策とは何か、メディア報道の問題はどこか、﹁寛容な社会﹂は実現可能か……などなど、様々な論点にわたっています。ひとつでも、何かみなさまの参考になれれば幸いです。 ■議席にエントリーすることと専門家の役割 チキ‥内藤さんと会うのは約半年