2016年度から使用される中学校の教科書に対する文科省の検定結果が昨日発表されました。 検定基準に﹁政府見解がある場合はそれに基づいた記述﹂などが加えられたことで注目されていた検定ですが、文科省は政府見解とは異なる記述を加えさせているようです。 今回、初めて教科書をつくった﹁学び舎︵しゃ︶﹂の歴史では、旧日本軍の元慰安婦の記述が対象になった。同じページには旧日本軍の関与を認めた﹁河野談話﹂も書かれていたが、07年に閣議決定された﹁軍による強制連行を直接示す資料は見当たらない﹂など別の見解があるとして、追加を求めた。いったん不合格となり、出し直した教科書では、この見解が追加された。中学校教科書に﹁慰安婦﹂の記述が載るのは10年ぶり。河野談話の記述は小中高を通じて初めてだという。 (http://digital.asahi.com/articles/ASH426456H42UTIL035.ht