異動初日、部活は運動部3つも割り当てがあって、﹁もう決まっちゃったから﹂と言われました。主顧問が1つ、副顧問が2です。帰ってから不安で泣きました。仕事を続けられるかどうか、不安です。 新年度を迎えたいま、上記のツイート主を含め、先生たちがそれぞれの職場で直面している問題がある。現役教師のゆうけん氏が﹁﹃顧問拒否﹄で全員顧問制度に立ち向かった先生たち﹂と訴えるように、その問題とは部活動の﹁全員顧問制度﹂である。 ■全員で顧問を担当﹁全員顧問制度﹂とは何か。 2006年度文部科学省﹁教員勤務実態調査﹂における中学校教員のデータ図は、全国の中学校教員︵校長・教頭は除く︶の部活動担当に関するデータである。図からわかるように、中学校では、ほとんど全員にあたる92.4%の教員が部活動の顧問を担当している︵ここには養護教諭、栄養教諭、常勤講師も含まれている︶。 教員のほぼ全員が、部活動の指導を担当する。