﹁サイバー攻撃でオンラインバンキングが止まったり情報漏洩が起きたりすれば、銀行業務が全て止まる。当初から重大なリスクと認識していた﹂。インターネット専業銀行であるジャパンネット銀行でIT統括部サイバーセキュリティ対策室室長代理を務める小澤 一仁氏は、東京・目黒で開催された﹁第1回 情報セキュリティマネジメントSummit﹂の特別講演をこう切り出した。 小澤氏は同行のCSIRT︵コンピュータ・セキュリティ・インシデント・レスポンス・チーム︶である﹁JNB-CSIRT﹂でセキュリティ専任技術者を務める。日々、標的型攻撃対策やフィッシング︵詐欺︶サイト検知、不正送金のモニタリングなどに従事しているといい、今回、そうした日ごろの対策について、﹁行列のできるCSIRT ジャパンネット銀行流のセキュリティ対策﹂と題して講演した。 専任者3人をコアに10人でCSIRTを運営 2000年10月に開業したジ
![「ベンダー任せにしない事故対応が成長のカギ」、ジャパンネット銀行の小澤氏](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/99c4e4d09b3e1212297b0ba3367b3660b610c1b2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fit%2Fatcl%2Fcolumn%2F16%2F120800293%2F121900007%2Ftopm.jpg%3F20220512)