ソーシャル・ネットワーキング・サービス︵SNS︶を巡り、﹁ソーシャルメディア・ハラスメント﹂︵ソーハラ︶と呼ばれる新たな職場トラブルが増えている。 特に実名利用が原則のフェイスブック︵FB︶などでは、職場の上司から﹁友達申請﹂されたり、投稿への反応を迫られたりすることにストレスを感じる人も多い。専門家は﹁仕事とプライベートを分け、相手との距離感を正しく認識して﹂と呼びかけている。 ﹁FBやってるんだ? 友達申請して﹂。横浜市のアルバイト男性︵23︶は昨年夏、スマートフォンでFB画面を開いていると、のぞき込んできた男性上司にこう言われた。気まずくなるのも嫌なので﹁友達﹂にはなったものの、上司が書き込む投稿は無視していた。 すると2週間後、上司に﹁冷たいな﹂と責められた。投稿を評価する﹁いいね!﹂ボタンをクリックしたり、投稿に対するコメントを書き込んだりしてほしいという。男性は﹁勤務時間外なの