大手すしチェーン﹁無添くら寿司﹂を運営する東証一部上場の飲食企業﹁くらコーポレーション﹂が、プロバイダー業者﹁ソニーネットワークコミュニケーションズ︵ソネット︶﹂を相手取り、インターネット掲示板上に﹁無添という表現はイカサマくさい﹂などと書き込んだ人物の情報開示を求めた訴訟の判決が12日、東京地裁であった。 宮坂昌利裁判長は﹁書き込みは、くら社の社会的評価を低下させるものではなく、仮に低下させるとしても、書き込みには公益性があるため違法性はない﹂として、請求を棄却した。 判決によると、平成28年3月、株式情報を扱う掲示板に、ソネットのプロバイダーを利用する何者かが﹁ここは無添くらなどと標榜︵ひょうぼう︶するが、何が無添なのか書かれていない。揚げ油は何なのか、シリコーンは入っているのか。果糖ブドウ糖は入っているのか。化学調味料なしと言っているだけ。イカサマくさい。本当のところを書けよ。市販の