日本は、﹁学校﹂と﹁企業﹂が似たようなシステムになっていて、この二つが一時期めざましく成功したことがあった。もちろん今はそれが足枷になっているので、これからうまい手を打てなければ後に﹁失敗﹂として記録されることになるのかもしれない。 日本における学校や企業の特徴は、そこに所属しているということが何よりも重要になる﹁メンバーシップ主義﹂であり、その枠組みから外れれば人生オワタ\(^o^)/ということになりやすい。 これは何も人々の意識や感情の問題だけでなく、雇用の仕組みから賃金制度、社会保障などの部分がすべて﹁学校﹂と﹁企業﹂の﹁メンバーシップ﹂という仕組みの枠内で賄われていて、そこから外れた場合の公的なサポートが整備されていない。 本エントリーは、河出ブックス﹃平成史﹄に寄稿された貴戸理恵著﹃教育-子供・若者と﹁社会﹂の繋がりの変容﹄を参考にしている。だが、僕はねじ曲がった解釈をしていると