東日本大震災からの復興を後押しする「復興五輪」を理念の1つに掲げた東京オリンピックについて、NHKは岩手・宮城・福島の被災地の1000人にWEB上でアンケートを行いました。 復興が後押しされたかという質問に対しては、「思わない」と回答した人が63%を占め、「思う」と回答した人の6倍近くに達しました。 NHKは、先月25日から28日にかけて、岩手・宮城・福島の沿岸と原発事故による避難指示が出された地域に住み、インターネットの調査会社に登録している人たちを対象にWEB上でアンケートを行い、1000人から回答を得ました。 回答した人の平均年齢はおよそ50歳でした。 「東京オリンピックの開催によって被災地の復興が後押しされたか」と尋ねた質問では、 ▽「そう思う」が2%、 ▽「ややそう思う」が9%と合わせて11%となった一方、 ▽「あまりそう思わない」は23%、 ▽「そう思わない」は40%と否定的な
8月9日の新聞のテレビ欄、NHK「ニュースウオッチ9」の予告です。 「長崎原爆を『笑い』で語り継ぐ」 この予告、あなたはどう感じますか? 「原爆をお笑いにするなんて不謹慎だ」などと反発を感じる方もいるかもしれません。私も取材するまでは正直不安でした。 でも、いざ取材を始めると不安はすぐに解消しました。76年前の原爆の悲惨な記憶を決して風化させることなく、お笑いを通じて無関心な若者たちに知ってもらいたいという真剣なチャレンジ精神があふれていたからです。 (長崎放送局記者 小島萌衣) 「原爆漫才」の仕掛け人は被爆者の子ども=被爆2世で作る団体「長崎被災協・被爆2世の会・長崎」の会長、山崎和幸さんでした。 被爆者の平均年齢は84歳に迫り被爆者が語り部となって被爆体験を伝える活動は難しさを増しています。 「被爆者がいない時代」が将来到来したとき、どうやって今の子どもたちに被爆体験を伝えるのか。 悩
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