ウイスキーに関するdeadwoodmanのブックマーク (3)
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大手酒類メーカー・本坊酒造傘下のマルス信州蒸溜所︵長野県︶は、一部銘柄で﹁ブレンデッドジャパニーズウイスキー﹂と表記していたが、現在は﹁ブレンデッドウイスキー﹂に改めた。同蒸溜所の竹平考輝ブレンダーは﹁輸入原酒も使ってブレンドしてあるものについては、消費者が混同しないようにした﹂と話す。 後発・新参メーカーにとっては﹁品質を向上させ、販売量を確保するため﹂︵肥土氏︶に海外産の原酒を使っているのが実態だ。9割は混ぜ物で大丈夫? また、原産地以前に、酒税法の定義自体を疑問視する声もある。同法では、サトウキビの搾りかすなどを原料にした醸造︵ブレンド用︶アルコールやウオツカなどのスピリッツの混和が9割まで認められている。 実際、イオンのプライベートブランド・トップバリュの﹁ウイスキー﹂、オエノングループ子会社の﹁香薫︵こうくん︶﹂や宝酒造の﹁凜︵りん︶﹂は、原材料欄にスピリッツやブレンド用アルコ
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こうしたウイスキーは、モルト原酒とグレーン原酒をブレンドして作られる。サントリーは﹁早期に︵高級品の︶計画出荷を行い、全体で供給バランスを取っているため増産が可能﹂︵会社側︶とする。熟成期間の短いモルト原酒やグレーン原酒が使用できることも要因だが、﹁その比率は公表していない﹂︵同社︶。 輸入原酒使っても、国産ウイスキー? 通常、食品表示基準では、最も多く使っている原料を最初に記載する必要があるが、酒類は適用外。そのため、専門家からは﹁安価なウイスキーは大半がグレーンでもおかしくない﹂︵ウイスキー評論家の土屋守氏︶との声も上がる。 ブームの陰で、ジャパニーズウイスキーの表記をめぐる問題も浮上している。 みりんなどの調味料を手掛けるサン.フーズ︵山梨県︶は﹁御勅使︵みだい︶﹂や﹁富士山﹂を製造。﹁富士山﹂はジャパニーズウイスキーを名乗るが、﹁自社で蒸留した原酒に海外から輸入した原酒を加えて、ブ
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﹁期待を裏切らない、品質の高いサントリーのウイスキーを日本と世界に届けたい。そのためにしばし、ご迷惑をおかけします﹂ サントリーホールディングス︵HD︶の新浪剛史社長は2月中旬の決算会見の場で、原酒不足についてそう言及した。 ハイボールブームを追い風に、国内のウイスキー需要が拡大している。消費量はブーム前の2008年に7500万リットルだったものが、2015年には1億3500万リットルにまで拡大。海外輸出も2017年に549万リットルと、過去最高を記録。この10年間で5倍以上に増えた。 一部製品は販売終了 この10年で、サントリースピリッツの﹁山崎﹂やアサヒグループHD傘下のニッカウヰスキーの﹁竹鶴﹂といった“ジャパニーズウイスキー”が国際的な品評会で賞を受けることが多くなった。 日本が世界5大ウイスキー産地︵英スコットランド・アイルランド・米国・カナダ︶の一つに数えられるようになり、国内
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