夜空に浮かぶ月︵2016年12月14日撮影、資料写真︶。(c)AFP/Daniel LEAL-OLIVAS ︻7月25日 AFP︼乾燥して荒涼とした天体と長年考えられてきた月には、地中に驚くほど大量の水が蓄えられているとの研究論文が24日、発表された。地球から月探査にやって来た人々が、この水でのどの渇きを癒やす日が来るかもしれないと研究者は話している。 論文の共同執筆者で、米ブラウン大学︵Brown University︶博士課程修了研究者のリ・シュアイ︵ShuaiLi︶氏は、AFPの取材に﹁今回の研究では、周回探査機の観測データを用いて、月の内部の水を示す痕跡を月全体で確認した﹂と語った。﹁こうした水は、未来の月探査のための原位置資源として利用される可能性がある﹂のだという。リ氏は現在、米ハワイ大学︵University of Hawaii︶の所属。 月は﹁完全乾燥﹂の状態にあるという