世界数十カ国の大学・研究機関の研究グループが参加し、共通の調査票で各国国民の意識を調べ相互に比較する﹁世界価値観調査﹂が1981年から、また1990年からは5年ごとの周期で行われている。ただし、最新調査は前回調査から7年経過した2017年からはじまった。各国毎に全国の18歳以上の男女1,000~2,000サンプル程度の回収を基本とした個人単位の意識調査である。 ここでは、﹁もし戦争が起こったら国のために戦うか﹂という問に対する各国の回答結果をグラフ表示した。日本語での設問文の全文は﹁もう二度と戦争はあって欲しくないというのがわれわれすべての願いですが、もし仮にそういう事態になったら、あなたは進んでわが国のために戦いますか﹂である。各国の調査票も同様である。 ﹁はい﹂の比率が日本の場合、13.2%と、世界79カ国中、最低である。﹁いいえ﹂の比率は48.6%と6位である︵﹁いいえ﹂の1位はマカ