トナン・大熊肇の︵ほぼ文字についての︶覚え書きです。 充分に検証していないこともありますので、眉につばをつけてご覧ください。 連絡先‥hajimeアットマークtonan.jp︵﹁アットマーク﹂を﹁@﹂に変えてください︶ ﹃文字の骨組み﹄2刷の間違いとご指摘 ﹃文字の骨組み﹄初刷の間違いとご指摘 ﹃文字の組み方﹄訂正箇所 ﹃組版/タイポグラフィの廻廊﹄︵白順社︶に、﹁秘﹂は本来は﹁祕﹂で﹁秘﹂は誤字であり、単なる誤字が由緒ある誤字になったのは王羲之が誤字である﹁秘﹂を書いたからだ、と書いた。 このように﹁のぎへん﹂と﹁しめすへん﹂は古来たびたび間違われている。 ひらがなも同様で、たとえば﹁わ﹂は﹁和﹂をくずしたものであり、﹁れ﹂は﹁礼﹂をくずしたものだから、左側の偏の部分は本来は違うかたちになるべきだ。 上の図版は﹁元永本古今集﹂の﹁われ﹂だ。 ︵丸1︶が﹁わ・和﹂の基本形で、︵丸2︶が﹁の