﹁うおお、すごい﹂――水着姿の美しい女性がグイっと目の前に迫る。また別の作品では、見上げると巨大なウルトラマンが仁王立ちしている。そんな光景に記者は思わず声を上げてしまった。日本国内大手の動画プラットフォーム﹁DMM.com﹂は、こうしたVR︵仮想現実︶動画を約4200タイトルそろえている。2016年11月にVR動画の取り扱いを本格的に始め、初年度︵16年11月~17年11月︶の売り上げは約20億円。以降も右肩上がりという。 ﹁サービス開始前は、そんなに売れないとの予測が強かった﹂――DMM.comの木村知憲さん︵動画配信事業部 営業マネジャー︶は苦笑いする。 開始時の取り扱いタイトル数は100本ほど。﹁DMM.comの社内にはベンチャーの魂というか、新しい技術に飛び付く姿勢がある。今後、確実にビジネスになると考えて始めた﹂︵木村さん︶というが、当時はVR作品自体が少なく、とにかく﹁かき集
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