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各地で厳しい暑さが続く中、都内から車で1時間半ほどの太平洋に面する千葉県勝浦市は、100年以上前から一度も気温が35度を超えたことがありません。猛暑日がない地域として、暑さをしのごうという観光客などから注目が集まっています。 房総半島の南東部の勝浦市は、夏は都心などと比べて日中の気温が低く、銚子地方気象台によりますと、記録が残る117年前の1906年以降、最も気温が高かったのは1924年8月の34.9度で、一度も猛暑日を記録していません。 勝浦市の平年の最高気温も、 ▽7月は平均で26.7度、 ▽8月は29.0度で、 東京都心の ▽7月の29.9度、 ▽8月の31.3度より2度から3度ほど低くなっています。 勝浦市で最も大きな観光地の1つ「かつうら海中公園」には、厳しい暑さをしのごうと多くの観光客が訪れています。 都内から家族で訪れた40代の父親は、「東京より過ごしやすい気温で、夏でも遊ぶ
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大きくなって帰っておいで――。こんな書き出しで盛んに新聞記事にされた、子どもたちによる日中の「ウミガメ放流会」への疑問が、関係者の間で高まっている。「日中に放流してもほぼ死ぬ運命。やめた方がいい」。奄美海洋生物研究会の興克樹会長(52)は、5月25日にあった鹿児島県とウミガメが産卵する沿岸の32市町村の県ウミガメ保護対策連絡協議会で訴えた。ふ化したカメの生き延びる可能性が大きく低下するためという。 興会長によると、卵からふ化したウミガメは24時間以内に沖まで出ないと、体力を失って生き残れない。自然状態では真夜中などに浜から一目散に泳ぎ出す。それが、日中まで待って放流すると、その段階で何時間もロスしているうえ、日中は魚や鳥の活動時間帯に当たり、大半が餌食になるという。
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