さ:裁判とて:天皇に関するdimitrygorodokのブックマーク (4)
-
﹁あいちトリエンナーレ2019﹂の﹁表現の不自由展・その後﹂中止事件は、その後、中止に抗議して作品を自ら撤去する作家が相次ぐなど、事態は収まりそうもない。事態の深刻さを重く見たのだろう。8月15日に芸術監督の津田大介さんが﹃あいちトリエンナーレ2019﹁表現の不自由展・その後﹂に関するお詫びと報告﹄と題する長文の見解を発表した。 https://twitter.com/tsuda/ その中でひとつの特徴は、大浦信行さんの動画﹃遠近を抱えてpart2﹄について、かなり詳しく言及していることだ。中止騒動で焦点になったのは、平和の少女像と、大浦さんの動画だったから、そこを意識して経緯と見解を表明すべきと考えたのだろう。 さて、その津田さんの分析も参考にしてほしいと思うが、ここでは、8月14日に私自身が大浦さんを訪ねてインタビューした内容を紹介しよう。この間、電話では何度も大浦さんの話を聞いており
-
富山県立近代美術館の企画展﹁とやまの美術﹂︵1986︶に招待された美術家の大浦信行が、1982年から85年にかけて昭和天皇の図像を部分的に引用して制作した版画連作︽遠近を抱えて︾全14点が、同展終了後に県議会の教育警務常務委員会で議員によって﹁不快﹂と糾弾されたことをきっかけに、右翼団体による抗議活動を招き、これらを受けた同館が同作の非公開と売却を決定し、なおかつ同展の図録を焼却した事件。その後、裁判闘争に発展した。公立美術館が﹁表現の自由﹂や﹁知る権利﹂を侵害した事件として知られている。94年、大浦を含む美術関係者や市民有志は、富山地裁で国家賠償請求訴訟を起こした。原告側は﹁鑑賞する権利﹂をもとに作品の特別観覧および買い戻しと図録の再版を求めたのに対し、被告側は﹁管理運営上の障害﹂と﹁天皇のプライバシー侵害の疑い﹂を理由に一連の処分を正当化した。原告側の証人として、美術評論家の三木多聞、
-
美容外科﹁高須クリニック﹂の高須克弥院長らが、芸術祭﹁あいちトリエンナーレ2019﹂の企画展を巡る混乱で損害が生じたとして、愛知県の大村秀章知事に対し、芸術監督だったジャーナリスト津田大介氏らに計約3千万円の損害賠償を請求するよう求める住民訴訟を名古屋地裁に起こしたことが21日、分かった。 原告は高須院長と、名古屋市の河村たかし市長が代表の政治団体﹁減税日本﹂の同市議3人。 訴状によると、企画展は﹁特定の政治思想を含む作品の展示で社会問題化した﹂と指摘。文化庁が減額した補助金や、企画展の会場警備費などを津田氏らに賠償させるべきだと訴えている。
-
武田珂代子、﹃東京裁判における通訳﹄、みすず書房 出た時から気になっていた本だが、ようやく読んだ。カバーのキャッチ・コピーより。 本書では、東京裁判の通訳について誤解を正す意味で、いったい誰がどのように通訳業務を遂行したかについて、さまざまな事実を掘り起こすことを第一の目的とした。 日米両国で入手した資料やインタビューを基に通訳作業の全体像に光をあてるとともに、通訳体制の三層構造、通訳手順成立の過程、二世モニターの複雑な立場といった、東京裁判通訳における際立った特徴に焦点を当てた考察を行う。 本書の第二の目的は、東京裁判通訳に関する事象を、通訳・翻訳学における理論や概念を基に分析・解説することである。 ︵後略︶ ﹁三層構造﹂とは最下層に日本人通訳者が位置し、それを日系二世の軍属がモニターし、最上層にヨーロッパ系アメリカ人の士官が言語裁定官、言語部長として位置するという構造を指す。 判決を左
-
1