ロシアによるウクライナ侵攻を巡り、6月中旬に約100の国・機関が参加する﹁世界平和サミット﹂がスイスで開かれたものの、ロシアは招待されず、中国は欠席、インドなど主要新興国も共同声明への署名を見送った。ロシアの軍事に詳しい小泉悠・東京大学先端科学技術研究センター准教授︵42︶は﹁戦争は当面続く﹂と見通した上で﹁即時停戦には反対だ﹂と言い切った。︵滝沢学︶ 小泉氏は﹁ロシアのプーチン政権は、︵ウクライナが︶占領地を差し出せば戦争をやめる、とは約束していない﹂と指摘。﹁ロシアの要求はウクライナの政権すげ替えや非軍事化であり、土地を渡せば停戦が可能との議論は第三者の勝手な思い込みだ﹂と楽観論を否定した。 ロシアの侵攻から2年となる2024年2月24日、ウクライナの首都キーウ︵キエフ︶で、献花するウクライナのゼレンスキー大統領︵中央︶、欧州連合︵EU︶のフォンデアライエン欧州委員長︵右から2人目︶ら
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