南アフリカ・ミッドランドで、同国の銃所有者協会﹁GOSA﹂が主催した女性限定の射撃訓練︵2021年2月7日撮影︶。(c)MARCO LONGARI / AFP ︻2月8日 AFP︼南アフリカ・ヨハネスブルク近郊の射撃練習場で数十人の女性が訓練を受けている。3時間に1人のペースで女性が殺害されているこの国では、銃の扱い方を学ぶことが、自衛手段の一つになってきている。 ヌタンド・ムセンブ︵Ntando Mthembu︶さん︵33︶は、生まれて初めてリボルバー︵回転式拳銃︶を手にしたが、ためらうことなく、段ボールの標的に向かって10発の銃弾を発射した。 昨年11月、自宅で数時間一人きりで過ごしていたいとこが集団レイプを受けた揚げ句に殺害された。﹁自分もそんな目に遭う前に、備えておきたい﹂とムセンブさんは話した。 南アフリカは世界で最も暴力犯罪の発生率が高い国の一つで、殺人事件の発生率は増加の一途