ふ:訃報とドイツに関するdimitrygorodokのブックマーク (2)
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︻ベルリン=宮本隆彦︼DPA通信によると、現代ドイツを代表する作家で、ノーベル文学賞受賞者のギュンター・グラス氏が十三日、自宅近くのドイツ北部リューベックの病院で感染症のため死去した。八十七歳だった。一九五九年に発表した初の小説﹁ブリキの太鼓﹂は、三歳で成長を止めた子どもの目でナチズムに染まる社会を描き、歴史と向き合うドイツを代表する存在とされた。 二七年、ダンチヒ︵現ポーランド領グダニスク︶生まれ。炭鉱労働者や石工などの職を転々とした。五六年にパリに移り、四年がかりで書き上げた初の長編﹁ブリキの太鼓﹂が世界的なベストセラーに。﹁陽気で不吉な寓話︵ぐうわ︶が、歴史の忘れられた表情を描いた﹂として、九九年のノーベル文学賞を受賞した。
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統一ドイツの初代大統領となったリヒャルト・フォン・ワイツゼッカー氏が先月31日、死去した。本紙は翌1日付朝刊で、﹁荒れ野の40年﹂演説として知られる戦後40年を節目とする連邦議会での演説をはじめ、退任後もナチスの歴史を直視することで近隣諸国との和解を促してきたワイツゼッカー氏の歩みを紹介した。﹁演説の中身を詳しく知りたい﹂。多くの読者から強い関心が寄せられた。戦後70年を迎えた今、過去と真摯︵しんし︶に向き合い﹁ドイツの良心﹂ともいわれたワイツゼッカー氏の言葉をあらためてかみしめたい。 ワイツゼッカー氏が戦後四十年にあたる一九八五年五月八日、西ドイツ︵当時︶の首都ボンの連邦議会で行った演説の要旨は次の通り。 五月八日は記憶の日である。記憶とは、ある出来事を誠実かつ純粋に思い起こすことを意味する。 われわれは戦争と暴力の支配で亡くなったすべての人の悲しみを、とりわけ強制収容所で殺された六百万
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