昔から違和感が拭えないのが、食料自給率の話や、自給自足的な生活を賞賛し地球環境に優しいという風潮です。もっというと現代社会において、田舎暮らしが環境に優しいのかという話です。 食料自給率の話 TPPの話などで折にふれて繰り返される食料自給率の話。カロリーベースだと39%で、生産額ベースにしても64%とのことです。食料安全保障の観点から、もっと高めないといかねばという議論があります。もっともらしい話ですが、正直どうなのかなと思います。理由としては、肥料と燃料です。 肥料の三要素としては、窒素・リン酸・カリウムです。空気の中にふんだんにある窒素や、比較的豊富に存在するカリウムについては問題ないですが、リン酸は原料となるリン鉱石の枯渇の懸念がされるほど資源量が少ないです。また日本はリン酸の全量を中国から輸入しています。この時点で、食料の自給率の話をしても仕方がないのではと思います。しかし、自給率
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