三角形の巣を張るオウギグモ属の仲間「Hyptiotes cavatus」。米アクロン大学提供(2019年5月13日提供、撮影日不明)。(c)AFP PHOTO / S.I. HAN 【5月14日 AFP】13日に発表された研究論文で、クモ形類動物の一種が、巣の糸を巻き上げて弾性エネルギーを蓄え、獲物に向かって自らの体を猛烈な勢いで発射させることが分かった。 三角形の巣を張るオウギグモ属の仲間で「Hyptiotes cavatus」の学名を持つこのクモは、人間が石弓や投石機を使って筋肉のエネルギーを増強させるように、外部装置を使って筋肉エネルギーを増強させる。 米アクロン大学(University of Akron)の博士課程学生サラ・ハン(Sarah Han)氏は、森を散策中にこのクモに興味を持ったという。 ハン氏はAFPの取材に「このクモは興味深い方法で捕食をしているが、それについてはほ