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持つべきは「この主語、大きすぎんじゃね?」という自戒の心
ライター仕事をしていると、やたらと主語の大きな話を書かざるをえないことがある。 クライアントの性質...
ライター仕事をしていると、やたらと主語の大きな話を書かざるをえないことがある。 クライアントの性質にもよるが、往々にして求められるのは大きな主語について、可能な限り簡潔に、できれば断定調でまとめること。 しかも、中には結論ありきで書いてくれと頼まれたり、穏やかにまとめた内容を過激に書き換えられたりすることもあるからややこしい。 例えば、﹁中国人はなぜ金への執着心が強いのか﹂というテーマで文章をオーダーされたとする。 この場合、主語は人口にして14億人を超える﹁中国人﹂。 大きいどころの話ではないが、それをひとくくりにして何かを語れと言ってきているわけだ。 当たり前だが、自分は14億人の中国人全てを知っているわけではなく、彼らの金への執着心が強いかどうか、究極的には確たることは言えない︵まあ強いと思うが︶。 むろん、仕事だからやりはするが、自分の場合、書き進めながらも絶対に忘れないようにして
2023/09/14 リンク