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千本氏、寄付 京大が基金創設 「西田哲学」研究を支援 史料整理、後進の育成へ /京都 | 毎日新聞
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千本氏、寄付 京大が基金創設 「西田哲学」研究を支援 史料整理、後進の育成へ /京都 | 毎日新聞
基金を寄付した千本倖生氏︵中央︶と湊長博総長︵左︶、日本哲学史専修の上原麻有子教授=京都市左京区...
基金を寄付した千本倖生氏︵中央︶と湊長博総長︵左︶、日本哲学史専修の上原麻有子教授=京都市左京区の下鴨休影荘で、中島怜子撮影 京都大で教べんを執った哲学者、西田幾多郎を源流とする﹁西田哲学﹂の研究を支援するため、同大学は26日、﹁西田哲学―千本︵せんもと︶基金﹂を創設した。京セラ創業者の故・稲盛和夫氏と第二電電︵現KDDI︶を設立した、卒業生の千本倖生氏︵81︶が3億円を寄付して実現した。寄付金は文学研究科の研究室の一つ、日本哲学史専修に贈られ、2024年度から10年にわたって研究者の育成や学術史料の整理に役立てられる。︻中島怜子︼ 西田哲学は、西洋哲学に西田氏独自の仏教観を織り交ぜて生まれた。西田氏を祖とする哲学者らが生み出した学問は京都学派と呼ばれ、近年国内外で関心が高まっている。日本哲学史専修の上原麻有子教授によると、留学生も含めた学生の数は、約10年前に比べ2~3倍ほど増えたという