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いつまで「欧米のモノマネ」を続けるのか? 日本のイノベーションが“口だけで終わる”理由
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いつまで「欧米のモノマネ」を続けるのか? 日本のイノベーションが“口だけで終わる”理由
戦後、先進国のキャッチアップをすることで成長してきた日本。しかし、ここにイノベーションが生まれな...
戦後、先進国のキャッチアップをすることで成長してきた日本。しかし、ここにイノベーションが生まれない理由があると、同志社大学教授の太田肇氏は指摘する。なぜ、日本はいつまでも変われないのか? ※本稿は、太田肇 著﹃同調圧力の正体﹄︵PHP研究所︶より、内容を一部抜粋・編集したものです。 組織と個人の蜜月時代が終わった 振り返ってみると昭和の時代は、組織と個人にとってまれにみる共存共栄の時代だったといえるだろう。個別の問題はあるにしろ、組織が成長し、繁栄することはメンバー個々人の利益にもつながった。そして組織の同調圧力も、その効果や必要性が実感できるだけに抵抗も小さかった。 ところが時代の変化によって組織と個人の利害が必ずしも一致しないケースが増えてきた。﹁蜜月時代﹂の終焉である。蜜月時代のつぎに訪れたのは、組織による引き締めの時代である。その意味で共同体主義がいっそう露骨になったといえる。1