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ブレグジット大混迷の戦犯はメイだけではない
英マンチェスターの店頭に並べられた犬用のおもちゃ。右からコービン労働党党首、メイ首相、ジョンソン...
英マンチェスターの店頭に並べられた犬用のおもちゃ。右からコービン労働党党首、メイ首相、ジョンソン前外相……みんな同罪だ Phil Noble-REUTERS <英保守党内のライバルや野党の責任も大きい――メイ首相のEU離脱案は最初から頓挫する運命にあった> ブレグジット︵イギリスのEU離脱︶が今後どう進むかという問題はあまりに複雑だが、イギリスが今のような泥沼に足を突っ込んだ理由は実にシンプルだ。テリーザ・メイ首相が成し遂げようとしているブレグジットは、保守党内の対立の産物であり、最初からうまくいかない運命にあった。 ブレグジットの是非を問う2016年の国民投票後に就任したメイは、その後のあらゆる失敗の原因となる決断を下した。ブレグジットをめぐる議論で片方の意見だけに肩入れし、それを全ての指針としたことだ。 首相に就任した瞬間に、メイは最悪の足かせを自分にはめたことになる。保守党党首選への