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純度99.5%のエタノールを飲用してはいけない訳 - 研究と教育と追憶と展望
化学実験室ではエタノールをよく使用する。 たまに、実験室のエタノールを水で薄めて、飲もうとする輩が...
化学実験室ではエタノールをよく使用する。 たまに、実験室のエタノールを水で薄めて、飲もうとする輩がいる。結論から言うが、純度95%と純度99.5%のエタノール、水で薄めて飲むといけないのは99.5%の方である。 実験室でよく使用される、純度95%や純度99.5%のエタノールは、お酒の製造に転用される可能性があるということで、酒税相当分が価格に上乗せされて流通している。1リットル当たり800円強が上乗せされているという。厳密には﹁酒税﹂ではなく、﹁酒税相当分﹂というらしい。 一方、お酒の製造に転用できないように、わざわざ不純物を添加したエタノールもあり、工業用アルコール、変性アルコールと呼ばれている。こちらは、酒税に相当する分が上乗せされていないので安い。工業用アルコールは、メタノール、1-プロパノール、2-プロパノール、1-ブタノールなどが、意図的に加えてあって、飲むと危険である。︵プロパ
2019/10/21 リンク