﹁先生の白い嘘﹂という漫画を読んでいる。巷で話題になっていたから、気軽な気持ちで読んだ。 内容はネタバレを含みたくないから簡潔にいう。語彙力のない感想で申し訳ないと思うが、エグかった。 そのあまりのエグさに作者の怒りを感じた。何かを訴えかける気持ちが見えた。 きっとこの漫画を読んだ時に思う感情は﹁エグい﹂でいいんだろうなと思った。 読み進めていくうちに、嫌な性被害の記憶を思い出した。 高校生の時に痴漢にあった記憶。大学生の時に﹁欲望の目線﹂に晒された記憶。一人暮らしの男性の家に遊びに行って、強姦された記憶。 それはかつて私が体験したことのある、自分の人生から抹消した嫌な記憶だった。 私は当時、そういった性被害を恥じた。自分が傷物になったことを、自分自身で否定した。 私は傷ついてないし、むしろ怒りを感じている。だから、こんなのはどうってことないんだってプライドで記憶に蓋をしたのだ。 あんなこ