聖書の最初の書である創世記は、宇宙創造と人類の起原について記されています。そして、最後の巻、ヨハネの黙示録は宇宙と人類の歴史終末を物語っています。聖書の六十六巻を通して神様の大いなる摂理を示しており、万物のすべてが神様の主権の下にあることを明らかにしています。 黙示録は使徒ヨハネが神様からの啓示を受けて記した書簡です。1章と2~3章では、当時の七つの教会を中心として、教会の姿がどう展開されるかが記されています。4章から22章までの大部分を用いて人類歴史の終末が近づいてくる様子が、多様でかつ奇妙な現象の描写によって始終繰り広げられています。 黙示録は神様の経綸の奥義を見せてくれる神秘的啓示です。黙示録は非常に難解な書として知られており、たやすく解釈することはできません。しかし、神様が私たちに黙示録をおあたえになったのは、過去、現在そして未来に、教会がかかえるサタンとの霊的な戦いに勝利を得させ