本日はまず﹃カンフー・パンダ﹄について書きたいと思います。先日、俺はこの作品について﹁見る気が起きない﹂ということをうっかり書いてしまいましたが︵→★︶、その後いろいろな人から﹁結構面白いですよ﹂とのご指摘があり、思い切って見ることにしました。 結論から言えば、見てよかったです。映画として面白かったことはもちろんですけど、それ以上に、﹃ポニョ﹄という作品を考えるうえでも﹃カンフー・パンダ﹄は見ておいてよかったと思いました。どういうことかといいますと、あらゆる側面から考えて、﹃パンダ﹄と﹃ポニョ﹄は正反対の場所に位置する作品だと思うからであります。 かつてレオナルド・ディカプリオが記者会見の席上、自分が出演した映画の話そっちのけで﹃千と千尋の神隠し﹄を絶賛したことがあります︵横にいたスピルバーグ監督まで﹃千尋﹄を絶賛︶。このときのレオ様の言いぐさが ﹁まるで別の惑星で作られた映画を見ているか